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--「ちゃんこ」完成おめでとうございます。

須藤温子:ありがとうございます。

--相撲がテーマの映画ですが、練習はどれくらいされたんですか?
須藤:撮影に入る前に1ヶ月、稽古場に通いました。練習初日の帰りは足がぷるぷる震えて(笑)。これから大変だって思いました。

--女性力士の役ということで、いろんな面で抵抗があったりしませんでした?
須藤:正直、ありました。私が演じた中田由香自身も感じることですけど、まわしを付けた自分の姿が恥ずかしくて鏡を見たくなかったです。だけど、だんだん気持ちが変わっていって、撮影が始まる頃には土俵に上がるならまわしをしなくちゃって思うくらいになったんです。

--気持ちが変化したんですね。
須藤:良い作品にしたいっていう気持ちが強かったのと、練習をしていくうちに真剣にやらないと怪我をするっていうのが分かってきて、気持ちが変わったんだと思います。

--では、共演者はどんな方たちでした?印象に残っている方とかいらっしゃいますか?
須藤:そうですねぇ、例えば東(貴博)さんが現場にいらっしゃると、場の雰囲気が変わるんですよ。全員のテンションが一気に上がる!あと、西田(尚美)さんは、最初からクールな方かなぁって思ったんですけど、すごく可愛らしい方でしたね。

--では、広島大学相撲部の創設者である柴川さんの役を演じられた渡部(篤郎)さんは?
須藤:渡部さんが現場にいらっしゃると場が引き締まる感じでしたね。私と渡部さん、二人のシーンを撮った後、私の方だけ撮影が残ってたことがあったんです。で、終わって着替えたら、まだ居てくださって「頑張れ!」って声をかけていただいたんですよ。待っててくださったのかな、って勝手に思って嬉しくなっちゃいました。

--そういう言葉って力になりますよね。では、監督はどんな演技指導されました?
須藤:サトウ(トシキ)監督は、細かい指示より雰囲気で伝える方。力を抜いてとか、意識を強く持ってとか。相撲の取組のシーンは、勝つ方だけを決めて本気で勝負するように言われました。

--映画の撮影中は、ずっと広島に滞在?
須藤:1ヶ月、ずっと東広島市にいました。掃除や洗濯をするのが楽しくて。母親のありがたみを感じましたね。そういえば、冷蔵庫にはいつも豆腐とめかぶと納豆を入れていました(笑)

--相撲は勝負の世界ですが、須藤さんが今勝負していることって何ですか?
須藤:勝負とは少し違うかもしれませんが、心に強く決めていることは、英語をしっかり勉強しようということです。ハリウッド映画にいつか出演したいと思うようになって。

--女優魂ですね。では、今守りたいものは?
須藤:自分の意志。人の意見に流されない自分を持ちたい。そして、誰が見ても「須藤温子は女優だ」って言ってもらえるようになりたいです。

--自分の意志。由香も映画の中では強い意志を持っていましたね。
須藤:そうですね。彼女の気持ちとすごく似ている部分があります。最初は、まわしにも抵抗があったし、練習も辛かったけれど、いつか必死になっている自分がいました。

--撮影が終わって、相撲に対する意識は変わりました?
須藤:すごく近いものに感じています。両国に相撲を見に行きたいですね(笑)