物語 STORY

ユダヤ系ドイツ人、コメディー俳優、映画監督─クルト・ゲロンの壮絶な生涯

1920年代から30年代にかけて、ベルリンでコメディー俳優、映画監督として活躍し絶大な人気を博したユダヤ系ドイツ人、クルト・ゲロンの実話を描いた作品。

医者を志してベルリンに来たゲロンは、ナイトクラブの舞台の魔力に取りつかれ、ショービジネスの世界にのめりこんでいく。

舞台の脇役で評判になったゲロンが最初に脚光を浴びたのは1921年。
「ワイルド・ステージ」に出演中のトルーデ・ヘスターベルクがナイトクラブ「クカ」でゲロンを見て主役に抜擢したのである。
彼はそのキャラクターとユーモアで、さまざまな作品に出演し、確固たる地位を築いていく。

代表作に、伝説的な女優マレーネ・ディートリッヒと共演した「Blue Angel」がある。またゲロンは三文オペラを脚色し、主役のマック・ザ・ナイフを演じた。そして役者だけに留まらず、監督としても活躍の場を広げ仕事の絶頂期にあった。

ナチスが次々にユダヤ人の迫害を続けていく中、ナチスから逃れる為にフランス、オランダと渡ったゲロン。
そんな状況下でもゲロンは監督、役者の仕事を続けていった。しかし、ついにオランダでドイツ軍に捕えられてしまう。
送られた場所は、楽園と称された強制収容所...。

そこで彼はナチスの宣伝映画の監督を命じられたのだった…。

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